酪農会社による里親募集キャンペーン
今回は素晴らしいニュースをお伝えしたいと思います。オーガニック乳製品の会社と動物保護団体が協力して里親募集キャンペーンを実施したのです。
話題となっている会社のヨーグルト容器には、いつもの幸せな牛の絵の代わりに、新しい家を探している希望を持った犬のイメージが描かれました。
そして、このキャンペーンのおかげで 家を見つけた幸運な犬もいたのです。
ヨーグルト容器による犬の里親募集キャンペーン
スペインのガリシアにある酪農会社と、同じくガリシアにある動物保護団体Friends of Canceira de Ordes協会は、8匹の美しい犬による里親募集キャンペーンを企画しました。このキャンペーンの目的は、8匹の犬に養子縁組の家族を見つけるだけでなく、捨てられた動物たちに里親を見つける重要性を人々に広めることでした。
このキャンペーンのウェブページには,捨てられた動物を家に引き取ろうとスペイン中の人々に呼びかけ、様々な保護期間や避難所への連絡が記載されています。。
アフィニティ財団の報告によると、捨てられる動物の数は減少傾向にもかかわらず、2015年には104,501匹の犬と33,330匹の猫が依然として捨てられた後シェルターへと送られていました。
酪農会社と動物保護協会は捨てられた犬の里親募集キャンペーン発足に力を注ぎました。
里親募集キャンペーンでスターになった犬たち
ヨーグルトの容器には犬の写真がのっています。
・ピパ:現在オランダで家族と暮らしています。(ソーシャルメディアに国境はありません)
・ブルーノ:とても社交的な2歳のオス
・モーフィアス:フォスターホームで暮らしています。
・ジミー:非常に静かで穏やかな若いオスのビーグルクロス
・リシー:遊ぶのが好きで可愛く社交的な4歳のメス
・オリオン: 2歳のオス。去勢手術済みで他の犬や子供たちにとても友好的
・トリュフ:静かで愛情のあるメス。すでに新しい家を見つけました。
・シル:側溝に横たわっているところを見つけられた犬。徐々に人間への信頼を取り戻しました。
このユニークなキャンペーンの結果は?
犬のイメージをヨーグルトの容器に入れると言う考えはジェシカ・レイのアイディアです。彼女は乳製品会社に勤める以外にFriends of Canceira de Ordes協会のメンバーでした。このアイディアはテトラパックのパッケージを使って行方不明の人たちを見つけるアメリカのキャンペーンからヒントを得ました。また、ジェシカは、カルフォルニアのソフトドリンクの会社が、ボトルに犬の写真を載せて100匹以上の犬に家を見つけてあげたことにも触発を受け、この里親募集キャンペーンが現実になりました。
子供たちの意識を高めるイニシアチブ
乳製品会社と動物保護団体の共同作業はこれで終わりではありません。捨て犬の里親を探すサポートをするだけでなくそれ以上のものがあります。
乳製品会社と動物保護団体は小学校でも一緒に活動しています。その活動では、子供たちに動物への責任を負わせ、動物を良き友人として扱うように教えています。 この取り組みは、「犬、友達」と呼ばれています。2016年には7つの教育センターとOrdesの800人の学生が参加しました。
もし私たちが子供たちに、人間と同様犬も愛され、大切にされる権利がある事を早いうちから教えれば、次世代の大人は動物に対してより優しく接するようになるのではないでしょうか。
犬を飼いたいのであれば里親として犬を引き取りましょう
里親募集キャンペーンと教育プログラムはまさに始まりに過ぎません。人々がシェルターから家庭にペットを引き取とるのを促すたくさんの取り組みを期待しています。
そして犬を飼いたいのであれば、真剣に捨てられた犬を里親として引き取ることを考えてください。また犬を飼う事はたくさんの責任もあることを覚えておいてください。それらの責任は以下に記しておきます。
・適切な食事を与える
・定期的健康診断を受けさせる
・頻繁に散歩させる
・一緒に遊ぶ
・常に衛生面に気をつける(ブラッシング、犬の入浴など)
愛に溢れた家庭で仲間や家族に可愛がってもらうセカンドチャンスを待ち続けている動物がたくさんいます。どうかそれらのペットをこれ以上待たせないでください!