愛犬が攻撃的に?!その対処法とは
犬は「人間の最良の友」と呼ばれるとても可愛いペットです。歴史を通して犬は役に立つ存在だけでなく、心を許せるフレンドリーな存在に変化してきました。だからこそ、その可愛いペットが攻撃的な行動を見せ始めたら心配してしまいますね。
この記事では、犬の攻撃的行動について深くみていきます。
愛犬が攻撃的に?
犬から攻撃的な態度が見られるようになっても、まずは落ち着きましょう。原因を追究し、ストレスや心配から状況を悪化させるようなことだけは避けましょう。
攻撃性は、どの犬にも繰り返し起こり得ることです。 特定の犬種に関係しているわけでも、性別に関係しているわけでもありません。
そのことをしっかりと理解していただいた上で見ていきましょう。愛犬が攻撃的な行動を見せれば飼い主は驚きますが、ほとんどの攻撃的行動には対処法があるのです。
愛犬が攻撃的になってきたらどうする?
動物病院に行く
もし愛犬の攻撃性が気になるようになってきたら、まずは獣医に相談しましょう。こうすることで、病気を攻撃的攻撃の理由から外せるようになるからです。
例えば、脳に何らかの問題があることで攻撃性が高まる犬もいます。てんかんやホルモンのバランスが崩れることで攻撃性が高くなることもあります。
攻撃性が見られる犬の割合というのは決して低くなく、相談に来るおよそ20%の犬は何らかの健康上の問題を抱えていて、その痛みから攻撃性が高くなっていると考えらています。これはなにも動物だけでなく、人間でもよく見られることです。ただ、人間と違い、犬は痛みを論理的に処理できないだけなのです。
攻撃性のタイプを探し出す
獣医から健康上の問題がないと言われたら次のステップです。それは、攻撃性のタイプを知るということです。愛犬は知らない人に噛みつきますか?それとも、噛みつくのは気に入った物を取り上げられたときだけですか?このような質問の答えによって対処法は変わってきます。
犬とオオカミの共通点
忘れてはいけないのは、多かれ少なかれどんな犬も本能的に攻撃的な一面を持っているということです。犬とオオカミは似た起源をもち、どちらも群れで暮らします。この動物のコミュニティーでは、群れのボスが上に立つのです。そして、この最も高い地位は、群れの他のメンバーを脅かすことで手に入れるものなのです。
攻撃性は犬社会では生きていくのに必用なものなのです。しかし、当たり前ですが、問題はその犬が人間社会にやってきたときに起こるのです。
犬は家にいる人は全て自分の群れに属するメンバーだと本能的に理解します。こう考えれば攻撃的な行動を見せても、それは人間が自分の群れのメンバーとして見られているからと理解できます。そこで、重要になってくるのが、早いうちから家の中でのヒエラルキーを明確にすることなのです。
攻撃的か保守的か
犬の攻撃性が高くなっている理由が犬にとって恐ろしい状況だからなのか、それとも自分の縄張りを守っているからなのか、そこをハッキリと見極める必要があります。これさえ分かってしまえば、あとはスムーズに進みます。
犬が怯えているのであれば、罰を使うは必要ありません。罰を与えることで火に油を注いでしまうことになります。「恐れ」は「信頼」によって和らげましょう。そこで、しつけにゲームを取り入れるのです。
もし犬が他の人を怖がっているようであれば、徐々に慣らしていける環境を作ってあげましょう。犬は恐怖感ではなく、安心感を感じないと攻撃性はさらに高くなってしまいます。
方向を変える
犬が攻撃的な反応を見せるのは、過去に攻撃的な反応を見せたことによってうまくいった経験があるからです。これを変えるには、犬に他の選択肢を与えます。犬にとって魅力的で、人間にとっても満足のいく選択肢です。
特にこれといった理由がないのに攻撃的な態度が見られたらその行動に気が付き対処することが重要です。また、攻撃性の高くなってしまった犬はしっかりと観察し、子どもに近づけては絶対にいけません。
トラブルを防げる対策はあまりありません。専門家にみてもらい、権威と愛情をもって接し、出かけるときはリード、そして必要であればマズル(口輪)を付けるようにしてください。
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