外出する時に愛犬が泣くのはなぜ?

03 9月, 2018

忙しい都会に生きる人の中、家でゆっくり過ごせる人は一体どれだけいるのでしょうか?飼い主と過ごす時間が少なくて、悲しみにくれて孤独に泣くペットたちの姿も容易に想像できます。ところで、この「泣く」という仕草は本当に孤独が原因なのでしょうか?どうしてペットたちは私たちが外出するときに泣くのでしょうか?

特にワンちゃんは社会的動物ですので、当然孤独が嫌いです。だから泣くだけに止まらず、時には素行が悪くなったり、家の物を壊すにまで至るワンちゃんもいます。当然ですが彼らの気持ちを理解し、孤独を和らげてあげられるようにするのは大切なのです。

どうしてワンちゃんは孤独に弱いの?

人間だってワンちゃんだって、毎日少しは1人になる時間が必要です。でもその時間が長すぎると毒に変わります。私たちがずっと1人っきりで居るのは嫌なのと同じで、ワンちゃんだってそうなのです。

自由の少ない忙しい生活を送っていると、当然愛犬と過ごす時間も少なくなります。そして彼らにとってこれは、身体的・精神的ダメージを伴う大事件です。もしあなたが外出する際に、愛犬が泣いたりしていると、それは愛犬にお留守番させすぎなのが原因かもしれません。

つまり、ワンちゃんは「これからまた長く孤独な時間が始まるんだ」と悟り、あなたの気を引こうとしてそんな行動に出ているのです。泣くだけじゃなく、攻撃的な行動や破壊行動、同じ行動を繰り返したり鼻を鳴らす、取り憑かれたように吠えたりするのも、全て犬が感情を表現しようとしているサインです。

扉の前で寝そべる犬

また、単に寂しいのと分離不安症の間にも大きな違いがあります。後者はワンちゃんにとって大切な存在(母親、姉妹など家族の一員)と長時間会えない時に起こり、いずれは家族と一緒にいるにも関わらず過度なストレスを抱え続けることになってしまうかもしれません。

愛犬が泣いてしまう原因

オオカミの場合と同様に、犬は古来より群れで生きてきた社会的動物です。家に住むワンちゃんだって実はこの本能に従って生きており、彼らは家族を群れとして捉えているのです

なのでワンちゃんが孤独になって泣くのは、本能的に仕方がないことで、これが分離不安症や悲しみの根源です。

そのほかにも、過去のトラウマが行動に影響を与えていることも考えられます。例えば捨てられた子犬たちは、誰かに引き取られるまでの間にひどい扱いを受けてきたケースが多く、孤独に対して脆い傾向があります。

また、トレーニングのミスが原因で泣いていることも考えられます。孤独とうまく向き合っていく為には適切なトレーニングが必要なのですが、これを間違えば愛着障害を発症することもあり得ます。ペットと良い関係を築きたいなら、これは絶対に避けなければなりません。

分離不安症

分離不安症は、ほとんどの場合「恐怖」が原因です。犬は危険や恐れを感じたら警戒心が強くなり、家のものを壊したり、悲しみに暮れて泣いたりといった行動を取るのです。

群れで生きる動物は、孤独になった際の「不安」から逃れることができません。実は、少なくともおよそ15%のイヌ科の動物がその不安に苦しんでいるとされているのです。なので愛犬を不幸やストレス、不安から守る為には、常に彼らの行動に気を配ってあげるのが大切です。

外を眺める犬

愛犬に泣き止んでもらう為のアドバイス

愛犬に「お留守番の仕方」を学ばせるのはとっても重要です。もしあなたが外出する際に愛犬が泣いていたら、トレーニングをして孤独と上手く向き合えるようにしてあげましょう。最初のステップとしては、例えば骨の様に噛んで時間を潰せる物やパズルといったオモチャをあげるのが良いでしょう。

そして暖かくて心地良い、静かな環境を作るなどして、ワンちゃんが快適に過ごせるようにするのも大切です。柔らかいベッドなどは安心感を与え、心を落ち着ける効果があります。時々外出前にラジオをつけておいてあげると、完全なる静寂にはならないので良いかもしれません。

ほかにも外出前に散歩に連れて行ってあげるのもアリです。そうするとワンちゃんも程よく疲れますので、あなたの外出中に眠りこけてくれるかもしれません。しかし長時間留守にするつもりなら、散歩の直前に食事を与えておくのを忘れずに。こうしておくと、ワンちゃんがお腹を壊すリスクも少なくなり、しかも不安を和らげるのにも一役買ってくれるのです。

しかし最善の方法は、(もし可能ならですが)もう一匹犬を飼って、仲間を作ってあげることです。当然、これは簡単に決めるべきことではありません。なにせ一つの命を預かるという責任が伴う重要な決断なのですから。しかももう一匹飼うにしても、二匹が上手く付き合って行けるように仲を取り合っていかねばなりません。まずは、落ち着いて二匹が自己紹介をし合えるタイミングを見計らいましょう。