元気すぎる犬をコントロールする5つのコツ
活発過ぎる犬たちは、ありあまるエネルギーを持っています。言うことを聞かない、協調性がない、モノを壊しやすいなどと飼い犬の性格を決めつけようとせずに、そのエネルギーの上手い使い方を考えてみましょう。病気なのだと諦めて治療を始めてしまう前にこの記事を読めば、何かの助けになるかもしれません。とは言っても、元気な子供を相手にする親と、やることはあまり変わませんけどね。
原因
全ての犬に過活発になる可能性はありますが、犬種によっては、より多くのエネルギー・スタミナをもつものも存在します。
- 牧羊
- 人探し
- 狩り
- ソリ引き
などの仕事をこなせるのも、そういった体を持っているからです。
ではこれらの仕事に就くような犬たちが、小さな家の中で一日の大半をひとりで過ごし、散歩に行ったり飼い主と遊ぶのを心待ちにしている様子を想像してみてください。靴にせよイスにせよ、目に付いたものに向かってその気持ちを発散しようとしても、おかしくはないはずです。
そもそも飼い主であるあなたの生活リズム(職業・睡眠時間・自由時間など)でこういった元気な犬を満足に運動させられないのであれば、違う犬種を家族に選びましょう。そうすれば世話が追い付かなくなったり疲れ切ったりして、他の人に譲ったり、最悪の場合捨てる、なんてことも避けられるのです。
元気な犬を飼っているなら、その溢れるエネルギーを発散させるための方法は絶対に必要です。
犬種による違い
ペットを飼うにあたって、「責任感」は必ず伴います。どれだけ家にスペースがあるか、どれだけの時間を割いてあげられるか、そしてどれだけ一緒に遊んであげられるかを、犬のためにも十分に考慮しておきましょう。
- ダルメシアン
- ビーグル
- コッカー・スパニエル
- ボーダー・コリー
- ジャック・ラッセル・テリア
- ボクサー
- レトリーバー
これらの犬種は特に活発であるため、注意が必要です。
また天候、病気、栄養が過活発性を引き起こすこともあります。分からないことがあれば信頼できる獣医師に聞くのが一番ですよ。
エネルギー発散の方法
もしあなたのペットが元気すぎるのであればこれらの手段を試して、彼らのエネルギーが正しい方向に使われるように仕向けましょう。
1- 散歩は長時間
トイレを済ますためではありません。長時間一緒に散歩をすれば、お互いリラックスして、幸せを感じられます。
2- ゲーム
嗅覚や知能を刺激するゲームで遊んであげましょう。ただ楽しむために棒やボールを取りに行かせるのも良いですよ。
3- スポーツ
走る、ジャンプする、登るなどの「スポーツ」がするように訓練すれば、体力の消費に役立ちます。
4- エクササイズ
外に出て一緒に走ったり、公園に連れて行って他の人や犬と交流させるのも良い方法です。
5- おもちゃ
買ったものでも作ったものでも飼い犬が楽しめるおもちゃなら、犬は集中して暴れたりすることが少なくなります。
犬たちが悪いのではありません。エネルギーの発散を手助けしてあげましょう。
もしあなたに時間や体力がないのなら、友人や家族に手伝ってもらうことも可能です。経済的に余裕があるなら犬の散歩を専門にやってくれる人を雇ったり、ドッグスクールに入れてあげるのも良いかもしれません。
エネルギーが上手く発散されなければ犬たちはすぐに退屈し、人間の言う「問題行動」に走ってしまうのです。
犬たちが悪いわけではないことは覚えておきましょう。ソリを引いたり群れを管理することがなくなった一方で、彼らの体力は健在しているため、その代わりとなるアクティビティが必要となるのです。
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