子犬が上手に留守番ができるようになる方法とは?

子犬が健康で幸せに成長するためには、自立心を育むと同時にリラックスして寝られるような最高の食事と運動を提供することが大切です。また子犬の成長に合わせたおもちゃや、噛むことができるものを与えることで、自宅の大切なものを噛んでしまうのを予防します。
子犬が上手に留守番ができるようになる方法とは?

最後の更新: 21 4月, 2019

子犬を自宅に迎え入れるときは仕事を休むなどして子犬が新しい家に適応できるように十分な注意を払うでしょう。

しかしある程度の時間が経過したら、私たちは自分の用事や仕事を行うために子犬を家に残して外出しなくてはいけません。

飼い主はワンちゃんを家に残して外出をする用事があるため、子犬が上手に留守番できるようになるのはとても大切です。

本記事では、子犬が上手に留守番ができるようになるためのいくつかのヒントをご紹介します。

子犬を留守番させる時のヒント

はじめて子犬を留守番させる時に心配ことがいくつかあります。

  • 家を破壊してしまわないか?
  • 寂しがって吠えたりしないだろうか?
  • 病気になったりしないだろうか?

私たちがどれだけ自分のペットを愛していても、仕事や用事で家を留守にする必要性が生まれます。

家の中をすべて壊してしまったり、寂しがったり、病気になるなどの心配を抱えながら外出するのは飼い主の精神面にもよくありません。

そのため、本記事を参考にして子犬が上手に留守番できるように教えることで、安心して留守にすることができるでしょう。

自立するように教える

性格的に自立している猫とは異なり、犬は飼い主に大きく依存しているペットです。

何日も犬を放置して出かけるのはよくないことですが、毎日数時間、子犬に一人で家にいるように教えることはとても大切です。

飼い主がドアを閉めた瞬間犬が吠え始めたら、自分だけの時間が我慢できないサインであり、飼い主がいないことで不安を感じている明確な兆候の一つと考えてください。

大切なのは、家で一緒に過ごしている時でも子犬のための専用スペースを作り、そこは安全な場所だと教えることです。

そのための方法の一つが、子犬が成長するにつれて抱き上げる時間を減らし、一緒にいる時でも子犬が一人で過ごす習慣をつけることです。

また飼い主が何かをしている時に子犬がやってきて邪魔しようとしたら、これは飼い主の注意を引こうとしているサインですので、できる限り邪魔をしないようにしつけてください。

こうすることで、常に飼い主に依存する状態から徐々に自立できるようになります。

ゴールデンレトリバーの子犬 子犬   上手に留守番   方法

大切なペットと24時間ずっと一緒にいられないことや、一緒にいる時でもずっとかまってあげられないことに対して、罪悪感を感じる必要はありません。

実際、母犬は常に子犬と一緒にいるわけではなく、犬から離れている時間もあります。

子犬の頃から「飼い主は常にあなたの世話ができるわけではない」ということを犬に少しずつ教えていくことが大切です。

少し罪悪感を感じるかもしれませんが、子犬が成長する過程でこのしつけを行ってよかったと感じることは間違いありません。

2. 犬を叱ったり怯えさせない

留守番をさせて帰宅したら、家がひどい状態になっていたとしても、怒鳴りたい気持ちや叱りたい気持ちを抑えてください。

多くの子犬が、なぜ飼い主が怒っているのかわからずに混乱し、子犬は飼い主に対して怯える結果となります。

犬がいたずらをした時には、「現行犯逮捕」を目指し、その場合にはしっかりと叱りましょう。悪いことをした時にその場で叱ることで、何をしていいのかそして何をしたらいけないのかを子犬が学びます。

しかし、留守番など長時間家を空けていた飼い主が帰宅して突然怒り出したら子犬はその理由がわからず、飼い主を怖いと感じるようになります。

3. 家を出る前に運動させ食べ物を与える

子犬を留守番させる前にするべきことの一つが十分な運動です。

子犬の有り余るエネルギーを燃やすのを助け、留守番中に退屈になって何かを壊したり走り回ることが減ります。

出かける前に子犬を近所の公園に連れて行ったり、散歩をさせたり、家の中でおもちゃを投げたりして思いっきり体を動かすことが大切です。

また小さな子供と同じで、子犬もお腹がいっぱいになると眠たくなります。

たくさん運動をした後に美味しいご飯を食べたら、数時間後には間違いなくうとうとし、眠る子がほとんどでしょう。

その結果、飼い主がいなくて寂しいと感じる間も無く静かな場所でお昼寝をして時間が過ぎます。

ビーグルの子犬 子犬   上手に留守番   方法

4. 安全なおもちゃを与えて出かける

留守番中に家の中の何かを壊したり噛んでしまう子犬は、退屈で壊していることがほとんどです。

そのため、子犬が大好きな安全なおもちゃを置いて出かければ、そのおもちゃで遊んで過ごします。

子犬の年齢にあった安全なおもちゃを置いていくことが大切で、危ないものは必ず片付けて出かけてください。

5. 飼い主が家を出る時に大騒ぎをしない

子犬を残して家を出るのは簡単なことではありませんが、飼い主が家から出るときはできる限りさっと、大騒ぎをせずに出かけましょう。

これは犬の自立心を養うのにも効果的ですし、すぐに戻ってくるということを犬に教えるのに役立ちます。

大騒ぎをして出ていくと、もう戻ってこないような印象を与えるだけではなく、犬が飼い主の行動をネガティブで不安な行動だと認識して不安になる可能性があります。

普段と同じように行動し、出かけるのに必要なカバンなどを持ったらさっと出かけましょう。

大げさな別れを告げずにさりげなく出かけることが大切で、罪悪感からくる「大騒ぎなショー」を行なってはいけません。

それでもまだ、罪の意識があるという方は「飼い主の幸せがワンちゃんの心身の健康に影響する」ことを覚えてください。

飼い主が幸せであり、さりげなく出かけることで、ワンちゃんも平穏な精神状態で留守番ができます。

子犬が上手に留守番するための秘訣は、子犬が必要とするものを全て揃えて出かけることです。

子犬がいつも使っている快適なベッド、安全なおもちゃ、きれいな水の入ったボウルで十分です。

最初は少し大変かもしれませんが、今回ご紹介した方法を続ければ、ワンちゃんは徐々に上手にお留守番ができるようになります。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。