なぜワンちゃんは飼い主のあとをついてくるの?
飼い始めの頃は、何か問題があるのかと感じるかもしれませんが、家の中でワンちゃんがあなたのあとをついていくのには理由があるのです。
キッチンへ、寝室へ、パティオや洗濯室にまで、場合によってはトイレにまでついてきます。このように、ワンちゃんたちの多くがどこへでも飼い主についていきます。どんな状況であっても、あなたから離れないこともあるでしょう。人にとっては少し過剰に感じると思います。「なんで私の犬はどこへでもついてくるんだろう?」と、不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。
犬の縄張り意識
最も科学的に根拠があるのは、彼らの先祖が集団のリーダーについていく習性があったからという説です。なので、ワンちゃんは現在のリーダーである飼い主についていくのだと言われています。
しかし、現代を生きる犬は、自分の生き残りを確かなものにするために、何の迷いもなく集団のリーダーについていくような動物ではありません。
実際のところ、犬たちは自分にとって最も親切な人に着いていくことを選びます。それは、彼らが心地よく、安全に、愛情を感じるために必要な全てのものを与えてくれる人を指します。さらに、犬たちは尽くしてくれる人と、自分のことだけしか考えない人の見分け方をよく知っているのです。
家の中でワンちゃんがあなたについていく理由
感情的な観点からいうと、これはワンちゃんがあなたのことを愛しているからです。
ワンちゃんはどんな時でもあなたの匂いを嗅いだり、愛おしい声を聞いたりする必要があるくらい、あなたのことを愛しているのです。また、ワンちゃんは次のようなことをあなたに求めていることがあります。
- 触ってほしい
- 優しく話しかけてほしい
- 遊んでほしい
同じような理由で、あなたが家に帰ってくるのを待っています。そして、ワンちゃんがあなたに会える瞬間は幸せいっぱいで、尻尾をふって飛び跳ねているのも同じ理由です。中には激しいものもありますが、あなたが知っているように犬が感情を示す方法は他にも数多くあります。
食べ物
しかし、もちろん食べ物を得るためにあなたのあとを着いてくというケースもあるので、覚えておいてください。
ワンちゃんはあなたが食べているご飯が、地面にこぼれ落ちないか見つめている時もあります。ですので、ついていくのは食べ物をもっとくれないか彼らなりにうかがっているのです。
しかし、ワンちゃんがいくら欲しそうにしていてもあげないことが重要です。物欲しそうについてくるからおやつを与えすぎると肥満の問題に繋がるので注意が必要です。
解決策はないの?
重要なポイントは、ワンちゃんの社交性とトレーニングの間の明確なルールを設定することです。飼い主としてワンちゃんが他の動物や人に迷惑をかけることないようトレーニングしなければいけません。「おすわり」や「待て」など基礎的なものからしっかり身につけさせてあげましょう。
どうしてもついていく癖が直らないなら、しつけのスペシャリストに頼るのも良いかもしれません。
しかし、犬は常に飼い主との関わりを求めている社交的な生き物であるということを忘れないようにしましょう。犬は一人で過ごすことが多いと、ストレスや不安、そしてその他の問題に苦しむこともあります。