サメが人を襲うのはどんなとき?襲われる可能性は低い!

25 5月, 2020
広く信じられていることとは違って、サメは人間の肉に惹きつけられるということはありません。サメが人を襲うのは、自分の身に危険が迫っていると感じた時だけなのです。

サメは凶暴で、すさまじい力で噛みつくことができると思われているので、多くの人は怖いイメージを持っていると思います。しかし、実際はサメについてよくわかっていない人がほとんどでしょう。どんな時にサメが人を襲う可能性があるのか知っている人はあまりいないと思います。

最近のテクノロジーの進歩と科学的な研究によって、この生き物についての見方を考え直され、これまで信じられてきたことが覆されてきました。今回の記事では、人がサメの攻撃に巻き込まれてしまう理由を理解するため、なぜサメが人を襲うのかについて見ていきます。

なぜサメは他の生き物を襲うの?

まず、単純に快楽のために攻撃を仕掛けるような残酷な動物はいないということを理解することから始めましょう。「殺人鬼」としての本能からサメは人を襲うというのは、テレビや映画、本などから作り出されたひどいイメージなのです。

他の動物とまったく同じように、特定の状況においてサメは人を襲うのであって、攻撃性を生まれつき持っているということではないのです。

自分の縄張りに侵入された、あるいは自分の身に危険が迫っていると感じれば、どんな種でもその侵入者を怖がらせて追い払おうとします。しかしだからといって、人や動物を目にするたびにサメが攻撃をするということではありません。

ただ、サメは仲間を作らず、縄張り意識の高い性質のため、他者の存在がストレスになり、自己防衛メカニズムを働かせるきっかけになることもあります。そしてサメは力が強く、鋭い歯で噛みつくことができるため、これが攻撃の対象を死に至らしめることになってしるのです。

サメ 人を襲う

また、サメは獲物を狩るために攻撃を仕掛けることもあります。サメは肉食動物なので、自分の体に必要な栄養は他の生き物を食べることで得なければならないからです。

ですので、サメは生き延びるためだけに攻撃をするということです。そしてこれは他のあらゆる肉食動物においてもいたって普通の行動です。もしサメが狩りをしなかったら、ほかの種の数が増えすぎてしまい、海の生態系のバランスが崩れてしまうでしょう。

なぜサメは人を襲うの?

悲しいことに、サメが人を襲うことに関しては様々な嘘が信じられています。例えば、サメは人間の肉や血に惹きつけられるというものがあります。しかし実際は、人間はサメの食物連鎖の中に含まれていないので、サメは人間の肉の味が好きではないということが多くの研究で示されています。

また、肉食動物であることイコール人間にとって危険だということでもありません。例えば、イヌやネコも肉食動物ですが、きちんとしつけをして適切な扱いをすれば人間と調和して暮らすことができますよね。

一方、草食動物であっとしても、カバのように多くの人間を襲って死に至らしめている動物もいますよね。

食欲を満たすためや栄養を得るためにサメが人を襲うという可能性はほとんどありません。こういった事故が起こってしまうのは、一般的にサメが脅威を感じた場合か、近くで異常な、または攻撃性のある刺激を感知した場合なのです。

サメ 人を襲う

大きな音や急な動き、叫び声や強い振動など…こういったものがサメの生活環境を乱した場合、サメは自分の身に危険が迫っていると感じるのです。

サメが人を襲うのはよくあること?

一般的にサメは恐れられていますが、サメに襲われる可能性は本当に低いのです。もちろん、人間がサメと出会うことが増えれば増えるほど、その可能性は高まります。

人がサメに襲われたという件数を見てみると、統計的には人口が増えればそのケースも増えるということがわかります。

最近の統計では、年に60件ほどのケースがあるとされています。しかし、死に至るケースは4件に1件だけです。それがゼロになるのが理想的だというのは明らかですが、人の命を脅かす他の原因と比べればリスクはとても低いと言えるでしょう。

ですので、サメへの恐れや恐怖症は、文化や広く信じられている社会的通念、数少ない人々の身に起こった好ましくない経験などとより関係があるということです。

サメの行動は、ほかの動物とまったく同じように、好ましくないきっかけや脅威となるシチュエーションへの反応として、攻撃的にもなりうるということなのです。