散歩の時に愛犬をコントロールする方法
犬は社会的動物で、野生の世界においては群れで行動します。もしワンちゃんが散歩の時にお行儀が悪くなるのであれば、それはその子に「リーダーの素質」があるからかもしれません。でもここに、そんなワンちゃんを コントロール して、なおかつ散歩をもっと楽しくなるコツがあります。
まず大切なことは、愛犬に「散歩中のリーダーは飼い主である」という事を分かってもらう事です。決してリーダーはワンちゃんじゃないのです。これさえ分かってもらえれば、散歩中の決定権だけでなく、彼らからの忠誠や尊敬さえも掴み取る事ができるでしょう。
支配権を コントロール
もしかして、散歩中に突然ワンちゃんがリード引っ張り出したり、他の犬や人に行儀が悪くなったり、吠えたり泣きわめいたりしていませんか?それはもしかしたら、あなたとどっちがリーダーにふさわしいかを争っているのかもしれません。
そもそも、群れに確立されたリーダーがいないと ワンちゃんは自分がリーダーだと想定して行動します。するとどうなるか?お行儀が悪くなるのです。でもあなたが「群れのリーダー」としての地位を確立できれば、ワンちゃんのそんな不安も解消されます。ちなみにこれは大きさや犬種、年齢に関わらずどんなワンちゃんにも共通することです。
犬のように考える
目の前を歩く愛犬の立場になって、あなたが連れて行こうとしているところは愛犬にとって良いところか、などを考えてみてください。きっとワンちゃんだけで無く、あなた自身ももっと散歩を楽しめるようになります。
愛情を見せる
別に体を触らずとも愛情は表現できます。ただ愛犬とアイコンタクトをとるだけでも、褒めたり叱ったりする事ができるのです。「目は口ほどに物を語る」と言いますしね。
限度を決める
愛犬がしても良い事といけない事をはっきりさせておきましょう。そしてちゃんとワンちゃんにもそれを伝え、そのルールは遵守してもらいましょう。
楽しく遊ぶ
遊び時間はワンちゃんの「こころの健康」に欠かせませんし、また絆を深める為にも大切です。でも遊ぶ時は、あなたがワンちゃんに遊ぶ許可を出してからです。繰り返しますが、限度を決めるのはあなたでなきゃダメなのです。
散歩中は心を落ち着ける
愛犬との散歩の際には辛抱強くなりましょう。ワンちゃんだってルールを破る時はあると思いますが、その時絶対に自分の地位を揺るがせまいとして暴力を振るったり、脅したりしてはいけません。辛抱強く、賢く散歩しましょう。
基本的な指示を覚えてもらう
愛犬をトレーニングするのは大切です。例えば「おすわり」や「止まれ」、「おいで」や「静かに」などの基本的な指示を教えておくと、愛犬とのコミュニケーションも深まります。
愛犬の前を歩く
愛犬の前を歩くようにしておくと、後ろを歩くワンちゃんにとってあなたは「リーダー」に見えます。
短めのリードを使う
短いリードを使えば、それだけ愛犬のコントロールが効くようになります。これは大型犬の場合は特に重要です。もちろん状況によってはリードを外してあげても良いですが、これは近くに人がいない時だけにしておきましょう。
散歩中の愛犬をコントロールする為のガイドライン
まずは散歩時間を決めておきましょう。でも短すぎてはダメですよ?散歩したり体を動かしたりする時間はワンちゃんにとって必要不可欠なのです。おおよそ1日30分から1時間程度がベストではないでしょうか。
さて次に、どれぐらい頻繁に散歩に連れていけば良いか? という問題です。これは1日3回程度で十分かと思いますので、是非とも朝、昼、晩に一度ずつ行ってみてください。そして可能であるならば、冬の特に寒い日や夏の特に暑い日などは避けておくべきだと思います。
もし散歩中にワンちゃんのお行儀がよければ、「自由時間」をあげても良いでしょう。自分の周りを自由に嗅ぎ回って冒険できるというのは、ワンちゃんにとってはこの上ないご褒美なのです。
でも「クンクン嗅ぎタイム」を設定し、それを終わらせるのは他でも無くあなたでなければなりません。覚えておいてください、主人はあなたです。そしてワンちゃんが自由時間中に用を足したりしていたら、当然そちらの処理も適切に行う必要があります。
家に着いたら、ワンちゃんはすぐにご飯やお水を要求してくるかもしれません。でもそこで、彼らには「待つ」という事を学んでもらいましょう。リードを元の場所に戻して、ジャケットや靴を脱いで、ゆっくり時間をかけるのです。こうする事で、ワンちゃんには辛抱するという事を教える事ができます。