諦めないで!攻撃的な犬でもしつけのやり直しは可能!

攻撃的な犬であっても、根本的な原因を突き止め、理解を示す接し方をすればしつけのやり直しも可能なのです。
諦めないで!攻撃的な犬でもしつけのやり直しは可能!

最後の更新: 09 2月, 2020

攻撃的な犬の数は多く、特に子犬の頃にしっかりと社会化されていなかったり、何らかのトラウマを抱えていたりする犬に多いようです。しかし、専門家により根本的な原因を突き止められれば攻撃的な犬もしつけ直すことができると言われています。

 

犬の攻撃性とは?

攻撃性とは暴力的に行動・反応する傾向があることを指します。この行動は怯えていたり脅かされていると感じたりするときに見られます。多少の攻撃性であれば自然界で生き残るための動物の本能の一部と考えられています。

しかし、攻撃性が犬の通常の行動の一部となり、通常の状況でも現れる場合は問題です。

攻撃性は破壊的な行動の現れです。犬が通常の生活を送れない、あるいは一緒に暮らしている人間に危害を加える場合、行動は破壊的と言えます。その他にも破壊的な行動には社会的スキルの欠如、恐怖、不適切な遊び、不適切なストレス発散法などを含みます。

撃的な犬は自分自身、他の動物、来客、一緒に住んでいる人さえ攻撃することがあります。

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攻撃性の種類と原因

攻撃性の理由は犬によって異なります。攻撃的な犬をしつけ直す最初のステップは攻撃性の種類を知ることから始まります。

  • 自然な原因:痛み、神経系の問題、生理学的な問題
  • 恐れ
  • ヒエラルキー
  • 回避:犬が不快と感じる状況から逃げ出したり避けたりすることができないとき
  • 縄張り
  • 母性:子犬を守ろうとしている
  • 自分の物を守ろうとしている
  • 攻撃性の標的転換:大元の問題とは異なる人に攻撃性の標的が向けられるとき
  • 捕食性質:犬は生まれながら狩猟本能があり、その本能が強く出る犬もいるようです
  • 特発性:考えられる明確な理由もなく攻撃的になる。このような犬は何に対しても飛びかかります。多くの場合、より詳しく調べることで原因は見つかりますが、このタイプの攻撃性はあまり一般的ではありません。
  • 遊びの延長線上
  • 種内:他の犬や一緒に住む他の犬に向けられた攻撃性

犬の攻撃性において非常に重要な要素にストレスも挙げられます。ライフスタイルや刺激不足によって起きるストレス、あるいは不適切な環境に住むことによるストレスを感じている犬は攻撃的になることがあります。

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攻撃的な犬をどのようにしつけ直すの?

“しつけ直す“という言葉から分かるように、これには“しつけ”を行う必要があります。しつけをしっかりと行うことで、犬は環境のあらゆることを楽しめるようになります。つまり、攻撃的に犬に必要なのはしつけを行う人であり、厳しくしかる人ではありません。

犬のしつけ直しには、専門家にしかできないテクニックも含まれるため、一般人が行うことには危険を伴うこともあります。あなたの愛犬に相応しいテクニックを使う専門家に依頼することが重要です。

攻撃的な犬のしつけをやり直すにはあらゆるテクニックがありますが、どの方法でもまずは犬を観察し、コミュニケーションを図ることから始めるべきです。例をいくつかご紹介します。

  • ストレス軽減セラピー。これは他の療法よりも取り組むことが多いですが、異なる状況かでの犬の不安を軽減することを目的としています。たとえば、早食い防止のためにボウルの中央に突起物のあるスローフィードボウルを使う、もっと豊かな環境を作ってあげる、犬や人との関わりで社会性を培う、散歩中に好きなもののにおいをかげるように散歩の時間を長くとる、などです。
  • ルーチンと脱感作。同じ刺激に長期にわたってさらされることで、犬はその刺激に慣れていきます。
  • 条件付け。これは課題となっている行動を増加・低下させるために、犬に条件付けをしていくことです。

最後に、問題行動を軽減するためには、犬が理解できるような反応を示すことが重要です。たとえば、犬と一緒に遊んでいる時に噛まれた場合、遊ぶのをやめます。その代わり、噛むオモチャを利用するなど違う方法を見つけます。さらに、噛む・食べる・遊ぶなど、犬の衝動的な行動を制御することも重要です。


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  • Portalveterinaria. Etiología, diagnóstico y tratamiento de la agresividad canina.
  • Habla con ellos. Educación y adiestramiento canino.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。