ワンちゃんにボール遊びを教えましょう

ワンちゃんにボール遊びを教えましょう

最後の更新: 30 10月, 2018

飼い主さんが投げたボールを追いかけて咥えて戻ってくるというのは、ワンちゃんが楽しめるゲームの一つです。ただ、これは見かけによらず意外に複雑で、訓練には忍耐とコツが必要になります。ということでこの記事では、愛犬に ボール遊び を教える方法をご紹介しましょう。

愛犬にボール遊びを教えるのは簡単?

この質問には一概に答えることができません。というのも、教える際には様々な要因が関わってくるからです。まずはワンちゃんの年齢を考慮しましょう。犬は子犬のように若ければ若いほど学習速度が早い傾向にあります。次に、教え方も色々あります。そして最後に、あなた自身の愛犬と遊ぶということに関してどの程度の忍耐がおありなのか、というのも大切な要因です。

ボール遊び をする犬

愛犬との遊びには色々なバリエーションがあると思いますが、やはりこのボール遊びが一番シンプルです。しかも、飼い主と犬の双方が楽しめて、それを通して絆を深めることができるのはもちろん、楽しい運動にもなりますので日頃溜まったエネルギーを放出させることにも繋がります。

ボール遊びは段階的に教えていきましょう

ボール遊びを教えるに当たって、いくつか知っておくべきコツをご紹介します。練習がうまくいけば、いずれボールを投げたら愛犬がそれを追いかけていき、そして咥えて戻ってきて「また投げて」と催促してくるようになるでしょう。この時、上手にボールを持って帰ってきたら、撫でてあげたり褒めてあげたりするなど、ご褒美をあげるのを忘れずに

1. おもちゃを入手する

おもちゃと言っても、犬が咥えられる程度の大きさのボールが一般的です。また簡単に壊れないような頑丈なのもので、かつ重すぎないものが理想的です。しかしワンちゃんにとっては、どうやらボールよりも人形や棒切れ、フリスビーなどがお気に入りのようですね。どんなおもちゃにしようと教え方は一緒ですので、もしすでに愛犬お気に入りのオモチャがあるようでしたら、それを使ってみてはいかがでしょうか!そっちの方がむしろ、教えるのが楽になるかもしれません。

2. ご褒美を決める

犬用のビスケットや肉のかけらなど、ご褒美を用意しておきましょう。もしこういった類のご褒美をあげたくないのでしたら、別のものでも構いません。例えば、撫でてあげたり「いい子いい子」と言葉をかけてあげるのも良いでしょう。しかし、一度ご褒美を決めたら、それからはそのご褒美をあげ続けなければなりません。ですので、じっくり時間をかけてご褒美を決めるようにしましょう。

3. 静かな場所に行く

他の犬が周りにいたりなど、気が散るような環境で愛犬にボール遊びを教えるのは不可能に近いと思います。例えば色々な動物や子どもが遊んでいる公園などでは、愛犬は気が散ったり緊張したりして、学習どころではなくなってしまうのです。なので、もしお家に庭やテラスがあるのでしたら、まずはそこで訓練を行うのがおすすめです。きっとそこなら愛犬の集中力も長続きするでしょう。

4. 言葉で指示を与える

何を始めるにも、まずは愛犬に指示を待つ姿勢を教えなければなりません。お楽しみはそれからです。ということで、最初は「おすわり」や「待て」などの基本的なことを教えましょう。それができるようになって初めて、ボール遊びを教えられるのです。

ボールの横に座る犬

さて、ボール遊びを教える際に重要なのは「指示を与える前にボールを見せる」ということです。こうすると、愛犬はこれから何が起こるのかを予想することができます。もしボールを投げても、どうすればいいのか分からずその場から動かないようでしたら、投げたボールの方を指差して「とってこい」などの言葉をかけてあげましょう。

5. ボールを返してもらう

ワンちゃんがボールを口に咥えることに成功したら、次はそれを返してもらわないといけません。ここでも出来るだけシンプルな言葉を使って指示してあげてください。例えば「返して」とか「おいで」とか「ここ」などが良いでしょう。そして彼らがボールを咥えて戻ってきたら、ゆっくりボールを受け取ってご褒美をあげましょう。もしボールを頑なに離さないようなら、ここでも指示をあげてください。例えば「離せ」とかでも良いでしょう。

これが終われば、また最初のステップからやり直しです。このサイクルを出来るだけ頻繁に行ってください。例えばお外に連れて行くたびに数回やるなどでも構いません。そして大切なのは、訓練を楽しむことです。きっと彼らもだんだんと指示を理解はじめて、いずれはボールをあなたの近くに持ってきたり、鼻で小突いたりなど、向こうから遊びに誘ってきてくれます

トップ画像出典:Cristian Berrios


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。