犬のトレーニングでやってしまいがちな7つの間違い

犬をしつけることは簡単なことではありません。特に、初めて犬を飼った方は失敗しやすいかもしれません。今日は、犬のトレーニングでやってしまいがちな間違いを知りましょう。
犬のトレーニングでやってしまいがちな7つの間違い

最後の更新: 24 3月, 2021

犬をしつけることは簡単なことではありません。特に、初めて犬を飼った方には大仕事でしょう。また、これまでに失敗したことがあるという方がいるかもしれません。トレーニングの失敗のせいで、飼い主とペットとの間に溝ができてしまったというケースもあるでしょう。

犬のトレーニングでやってしまいがちな7つの間違い

愛犬をきちんとしつけたい、という思いはどの飼い主も同じでしょう。飼い主の言うことをきちんと聞き、他の犬とも喧嘩をせずに仲良く交流してほしいですよね。ですが、初めて犬を飼ったという方の中には、どうやってトレーニングをすればいいのか不安だという方もいるでしょう。

犬のトレーニングでやってしまいがちな7つの間違いを見ていきましょう。

1. 社会性を教えない

社会性は、ペットの心の発達に欠かすことができません。実際、生まれた時から子犬はこの過程を乗り越えるべきなのです。つまり、母犬や兄弟たちと一緒にいて関わりあうことで、心も健康に成長することができるのです。

母犬や兄弟犬と離れて引き取られた後は、飼い主がこの過程を教えてあげなくてはいけません。家族や友達、親戚に紹介したり、公園や道で他の犬と会わせるのです。社会性を身につけた犬は、心が健康です。つまり、トレーニングを受けやすい状態になるでしょう。

2. ポジティブ・レインフォースメントを使わない

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ペットが正しい行動をした時には、褒めてあげるというのがポジティブ・レインフォースメントです。これを繰り返すことで、飼い主からの特定の命令を教えることができます。こちらが望む行動をした時は、きちんと褒め、ご褒美をあげなければ、こちらが望む行動をしてくれないでしょう。その命令を聞く利点が理解できないからです。

3. 悪い態度を見逃す

飼い主の中には、愛犬に嫌な思いをさせたくないからと、愛犬が悪いことをしても見逃してしまう人がいます。特に初めてペットを飼った方に多いでしょう。ですが、犬は時には罰することが必要です。もちろん、罰すると言っても、大声で怒鳴ったり、叩いたりすることではありません。

飼い主は、何が良いことで何が悪いことかをきちんと愛犬に教えてあげましょう。顔の表情でも伝えることは可能です。愛犬が正しくないことをした時には、顔の表情や声のトーンできちんと教えましょう。

4. 継続しない

教えたことをすぐに理解できるわけではない、ということを頭に置いてトレーニングに臨みましょう。繰り返さなくてはいけないですので、誰でも疲れてきます。もう止めようと思いたくなるかもしれません。ですが、止めてしまえば、愛犬の行動が悪化してしまうかもしれません。

また、トレーニング方法が家族によってバラバラ、というのも間違いです。結果として、犬は自分が望むように行動してしまうでしょう。同じことを同じ方法で教えるよう、家族の間でしっかりと取り決めましょう。

5. 理解してあげない

犬を正しくトレーニングする上で一番良いのは、犬のボディランゲージを理解してあげることです。犬のボディランゲージを知らなければ、愛犬がどんな思いでいるのかわかりませんので、この分野について少し調べていると良いでしょう。

愛犬のボディランゲージが理解できれば、愛犬が不安になっていないか、神経質になっていないか、疲れ切っていないか、ハッピーな状態かを知ることができるでしょう。そうすれば、トレーニングができる時なのか、そうでないのかを知ることができます。レッスンを楽しんでいるのか、クタクタなのかを知ることができれば、より効果的にトレーニングができますね。

6. 辱める

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犬をトレーニングする上でもっとも大きな間違いの一つと言ってもいいのが、犬を辱めることです。つまり、人間と接するように犬と接しましょう。これはトレーニングだけの話ではありません。虐待とも言えるような行動は、犬の性格を傷つけてしまいます。

ですが、必要以上に守りすぎたり、人間の赤ちゃんのようにそっと扱う必要はありません。愛情、いたわりの心、犬の気持ちを尊重する気持ちを適度に持つことを忘れないでください。

7. 十分にエクササイズをさせない

エクササイズから得られるのは、身体的な効果だけではありません。心の健康にも大きな影響を与えるのです。心身ともに健康な犬は、トレーニングで学ぶ能力に優れています。種類や大きさ、年齢から、愛犬がどの程度のエクササイズを必要としているかを知り、適切な量の運動をさせてあげましょう。その上でしつけることで、お互いの目標が達成できるのです。

 

いかがでしたか。ご紹介したように、犬のトレーニングは、やってはいけないことさえわかっていれば、ずっと簡単になるのです。あなたも、今日ご紹介したことを愛犬のトレーニングに生かしてみてくださいね。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。